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TAMRONと並び、レンズメーカーとして有名なSIGMAですが、カメラメーカーとしての歴史も意外と古く、最初のシグマ製カメラSIGMA Mark-I は、1975年と約40年前の発売になります。しかし、SIGMAのカメラが本当の意味で注目されるようになるのは、SIGMA最初のデジタル一眼レフカメラ、SD9の発売からでしょう。

このカメラから続く、SIGMA製デジタルカメラの最大の特徴は、現在のところ唯一無二のイメージセンサー、Foveon X3の搭載でしょう。このセンサーは、その他のセンサーと全く構造が違い独自の3層構造になっています。詳しくは他の記事に譲りますが、他のカメラのセンサーは色を取得するためのカラーフィルターをセンサーの上に載せていますが、Foveonセンサーは赤、緑、青の光を取得するシリコンを3層にした構造をしています。この構造により、色補完を必要とせず、偽色(モアレ)も抑えられるためローパスフィルターも不要で、独特のリアルなディテール再現と色再現を実現しています。

この独自のセンサーを搭載した一眼レフやコンパクトカメラは、高感度が苦手な事やJepg画質が悪いなど、数多くの欠点が有りながらも、ハマれば最高と言われる独特の描写で多くのファンを獲得して行きます。そして、2012年よりSIGMAは、”SIGMA GLOBAL VISION”の名の下に新たにレンズのラインを再構築しました。”Contemporary” “Art” “Sports” と名付けられた3つのラインから発売された新しいレンズ群は、それまでのSIGMAレンズとは一線を画す個性的で高画質なレンズになりました。

その中でも”あらゆる設計要素を、最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発。高水準の芸術的表現を叶えるアーティスティック・ライン”と称されるArtラインのレンズは、その名の通り描写に一点の妥協もない、凄まじい描写力のレンズばかりがラインナップされています。

その高画質なSIGMAレンズを一眼レフの様なミラーショックによるブレがなく、より高画質を追求できるカメラボディで使いたいという多くのファンの要望に応え、ミラーレス構造のsd Quattroとセンサーが一回り大きいsd Quattro Hが発売されました。この2つのカメラはミラーレス構造こそ取っているものの、使用レンズは一眼レフ用として開発されたレンズなため、マウントは一眼レフと同じSAマウントを採用し、フランジバック(センサー面からレンズ基部までの距離)も同一です。だから、通常のミラーレスのような小型軽量では有りませんが、それでもミラーと光学ファインダーが不要なので、一眼レフよりは小型軽量を実現しています。

SIGMA独自のFoveonセンサーは、一つの画素で、輝度、RGB全てのカラー情報を取得できる事から、その生成する画像は、細部まで緻密でそれでいてシャープネスの掛け過ぎた画像の様なディテールの破綻もない自然で、かつ解像感高く描写される事が最大の特徴だと思います。

色に関しては、条件により色転びが起きたりと一筋縄ではいかない面もあり、RAW現像は必須ですが、その苦労の先には素晴らしく緻密でリアルな質感の高画質画像が待っています。また、その緻密な画質を活かしたモノクロ画像は息を呑むほどに美しい素晴らしい画像になります。

カメラボディ

 



 



sd Quattro

sd Quattro

  • 約2950万画素(ローパスなし)
  • 常用ISO感度:100-6400
  • 連射速度:3.6コマ/秒
  • 測距点:9点(自由移動モードあり)
  • ファインダー:236万画素
  • ボディ内手ぶれ補正:なし
  • 重量:約625g(本体のみ)
サンプル画像へのリンク

 

sd Quattro
photo by L J Campos

sd Quattroは、SIGMA独自の垂直色分離式Foveon X3 ダイレクトイメージセンサーを搭載し、他のミラーレスカメラと違い、一眼レフのマウントをそのまま採用した個性の強いカメラです。一見ミラーレスカメラの有利な点であるフランジバックの短さを捨てたカメラにも思えますが、その代わりに画質に定評のある新世代のSIGMAレンズをそのまま装着出来ますし、ミラーボックスやプリズムの無いボディは、一眼レフと比べるとやはり軽量コンパクトになっています。


sd Quattro H

sd Quattro H

  • 約3860万画素(ローパスなし)
  • 常用ISO感度:100-6400
  • 連射速度:3.8コマ/秒
  • 測距点:9点(自由移動モードあり)
  • ファインダー:236万画素
  • ボディ内手ぶれ補正:なし
  • 重量:約635g(本体のみ)
サンプル画像へのリンク

sd Quattro H

sd Quattro Hは、名前が示す通りAPS-Hサイズセンサーを積んでいますが、フルサイズ未満であるためこのカテゴリーで扱います。とにかく、このカメラは最近のSIGMAのチャレンジングな姿勢を象徴する、個性が強く尖ったカメラです。SIGMA GLOBAL VISIONをコンセプトに掲げてレンズラインナップを刷新し始めた2012年から、写りはもとよりモダンでシンプルなデザインでもカメラファンの注目を集めたSIGMAが満を持して放ったsd Quattroシリーズの大型センサー版Hは、Foveonセンサーが描く唯一無二の高画質でカメラファンを魅了しています。


フルサイズ用レンズ

シグマはサードパーティメーカーとして、一眼レフカメラ用の交換レンズを多種供給し(主にキヤノンとニコン用)そのレンズを自社製カメラにも使用しています。その関係で、紹介しているサンプル画像の殆どはシグマ以外のカメラで写された画像のなります。もちろん光学系は同じですから、十分参考になると思いますが、その点をお含みください。

広角ズームレンズ

12-24mm F4 DG HSM Art

12-24mm

  • レンズ構成:11群16枚
  • 最短撮影距離:0.24m
  • 最大撮影倍率:0.2倍
  • 焦点距離:12-24mm
  • 35mm判換算:15.6-31.2mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:18-36mm相当(APS-C)
  • フィルター径:装着不可
  • 光学式手ぶれ補正:なし
  • 大きさ:最大径φ102mm、全長131.5mm
  • 重量:約1150g
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12-24mm

シグマが誇る超高画質レンズ「Artライン」から登場した超広角ズーム。クラス最大のφ80mm非球面レンズを採用し、広角ズームに有りがちな歪曲収差などのディストーションをはじめ、コマ収差などを効果的に補正し、シャープでピシッとした直線を描き切ります。


標準ズームレンズ

24-35mm F2 DG HSM Art

24-35mm

  • レンズ構成:13群18枚
  • 最短撮影距離:0.28m
  • 最大撮影倍率:0.23倍
  • 焦点距離:24-35mm
  • 35mm判換算:31.2-45.5mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:36-52.5mm相当(APS-C)
  • フィルター径:φ82
  • 光学式手ぶれ補正:なし
  • 大きさ:最大径φ87.6mm、全長122.7mm
  • 重量:約940g
サンプル画像へのリンク

24-35mm

シグマArtラインだからこそ成しえた開放F2の大口径ズームレンズ。今までの大口径ズームレンズと言えば開放F2.8が定番でしたが、それより一段明るいF2を実現した本レンズは、ズームレンズと言うよりは、単焦点レンズを数本分まとめたレンズと言えるでしょう。ぜひともサンプル画像を見に行ってください。そして目の覚める様なシャープネス、豊かなボケ味を感じてみて下さい。


24-70mm F2.8 DG OS HSM Art

24-70mm

  • レンズ構成:14群19枚
  • 最短撮影距離:0.37m
  • 最大撮影倍率:0.21倍
  • 焦点距離:24-70mm
  • 35mm判換算:31.2-91mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:36-105mm相当(APS-C)
  • フィルター径:φ82
  • 光学式手ぶれ補正:あり
  • 大きさ:最大径φ88mm、全長107.6mm
  • 重量:約1020g
サンプル画像へのリンク

24-70mm

Artラインの開放F2.8大口径標準ズームレンズです。購入したユーザーが日常的に使うであろう大口径標準ズームは、各社大変力を入れて開発した代表レンズ揃いですが、その中でも本レンズは写りもコストパフォーマンスも大変優れていると言えます。このクラスのレンズもいつの間にか手振れ補正の搭載が当たり前になりつつありますが、もちろん本レンズも搭載しています。そのシャープな写りを堪能するには、ブレは大敵ですからね。


24-105mm F4 DG OS HSM Art

24-105mm

  • レンズ構成:14群19枚
  • 最短撮影距離:0.45m
  • 最大撮影倍率:0.22倍
  • 焦点距離:24-105mm
  • 35mm判換算:31.2-136.5mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:36-157.5mm相当(APS-C)
  • フィルター径:φ82
  • 光学式手ぶれ補正:あり
  • 大きさ:最大径φ88.6mm、全長109.4mm
  • 重量:約885g
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24-105mm

Artラインの高倍率標準ズームレンズです。SIGMAのカメラでは望遠域にややシフトしますが、広角域に単焦点レンズを1本プラスする事で、日常の撮影を殆どカバーする使いやすいシステムが完成します。もちろん、その写りはArtラインレンズに相応しい端正なもの。高倍率ズームは、撮影中は便利で快適だけど帰宅して画像をチェックしてガッカリなんて事も多々あるけれど、このレンズに関してはその心配は無用ですよ。


望遠ズームレンズ

120-300mm F2.8 DG OS HSM Sports

120-300mm

  • レンズ構成:18群23枚
  • 最短撮影距離:1.5m
  • 最大撮影倍率:0.12倍
  • 焦点距離:120-300mm
  • 35mm判換算:36-390mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:180-450mm相当(APS-C)
  • フィルター径:φ105
  • 光学式手ぶれ補正:あり
  • 大きさ:最大径φ121.4mm、全長291mm
  • 重量:約3,390g
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120-300mm

昔から300㎜F2.8の単焦点レンズはサンニッパの愛称で呼ばれ、フォトグラファー憧れのレンズでしたが、このレンズはそのサンニッパにズームを加えたサンニッパズームとも言える存在です。その描写はエッジの立った被写体は、そのエッジをキリリとシャープに描き出し、丸みを帯びた被写体は柔らかく描写する、ある意味理想的な描写のレンズです。もちろんスポーツラインですからAFは素早く、手振れ補正も強力です。


150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sports

150-600mm

  • レンズ構成:16群24枚
  • 最短撮影距離:2.6m
  • 最大撮影倍率:0.2倍
  • 焦点距離:150-600mm
  • 35mm判換算:195-780mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:225-900mm相当(APS-C)
  • フィルター径:φ105
  • 光学式手ぶれ補正:あり
  • 大きさ:最大径φ121mm、全長291.2mm
  • 重量:約2,860g
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150-600mm

シグマは150-600mmに同じF値のレンズを二種類ラインナップしてますが、このレンズはスポーツラインの一本ですから、光学性能に一切の妥協はなく、蛍石と同等の性能を誇るFLDガラスなど贅沢な硝材を惜しげもなく採用し、コントラストが高く被写体の細部までしっかり捉える透明感の高い画質を実現しています。


100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

100-400mm

  • レンズ構成:15群21枚
  • 最短撮影距離:1.6m
  • 最大撮影倍率:0.26倍
  • 焦点距離:100-400mm
  • 35mm判換算:130-520mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:150-600mm相当(APS-C)
  • フィルター径:φ67
  • 光学式手ぶれ補正:あり
  • 大きさ:最大径φ86.4mm、全長182.3mm
  • 重量:約1,160g
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100-400mm

気軽に手持ちで撮影できる望遠ズームとして人気があり、各社がラインナップしている70-300㎜。その大きさ重さに匹敵する小型軽量を実現しながら望遠端を400㎜まで伸ばしたのが本レンズです。機動力やアングルの自由度を削がれる三脚から解放される事により、身軽なスナップでも超望遠撮影が可能になりました。ぜひ、その新しい世界を楽しんでみて下さい。


150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

150-600mmC

  • レンズ構成:14群20枚
  • 最短撮影距離:2.8m
  • 最大撮影倍率:0.2倍
  • 焦点距離:150-600mm
  • 35mm判換算:195-780mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:225-900mm相当(APS-C)
  • フィルター径:φ95
  • 光学式手ぶれ補正:あり
  • 大きさ:最大径φ105mm、全長260.1mm
  • 重量:約1,930g
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150-600mmC

シグマは150-600mmに同じF値のレンズを二種類ラインナップしてますが、このレンズはコンテンポラリーラインの一本ですから、光学性能を十分に確保しながら小型軽量化をはたした扱いやすい超望遠ズームです。しかし重量級のスポーツラインレンズと比べても、その描写は勝るとも劣らないもの。もちろん価格もリーズナブルですから、気楽に超望遠撮影が楽しめますね。


単焦点レンズ

new14mm F1.8 DG HSM Art

14mm

  • レンズ構成:11群16枚
  • 最短撮影距離:0.28m
  • 最大撮影倍率:0.27倍
  • 焦点距離:14mm
  • 35mm判換算:18.2mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:21mm相当(APS-C)
  • フィルター径:装着不可
  • 光学式手ぶれ補正:なし
  • 大きさ:最大径φ95.4mm、全長126mm
  • 重量:約1,120g
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14mm2

開放F1.8の超広角レンズという、かつて例のないスペックに挑戦したSIGMAの意欲作。使いこなしの難しい超広角レンズですが、工夫次第で多種多様な使い道の有るレンズでもあります。しかもF1.8の大口径。広角接写、広大な風景、街の雑踏、星景を含めた夜景、どんな撮影に使っても、かつてないダイナミックな表現が可能になります。本当に挑戦しがいのあるレンズですね。


20mm F1.4 DG HSM Art

20mm

  • レンズ構成:11群15枚
  • 最短撮影距離:0.276m
  • 最大撮影倍率:0.14倍
  • 焦点距離:20mm
  • 35mm判換算:26mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:30mm相当(APS-C)
  • フィルター径:装着不可
  • 光学式手ぶれ補正:なし
  • 大きさ:最大径φ90.7mm、全長129.8mm
  • 重量:約950g
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20mm

これまで加工が困難とされてきた大口径非球面レンズやFLDガラス2枚、SLDガラス5枚と多数の特殊硝材を効果的に配置する事により、超広角レンズでの大口径F1.4の明るさを実現しました。遠景では広角らしい伸びやかな写りを近景ではF1.4のボケを活かした柔らかな写りをお楽しみ下さい。


24mm F1.4 DG HSM Art

24mm

  • レンズ構成:11群15枚
  • 最短撮影距離:0.25m
  • 最大撮影倍率:0.19倍
  • 焦点距離:24mm
  • 35mm判換算:31.2mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:36mm相当(APS-C)
  • フィルター径:φ77
  • 光学式手ぶれ補正:なし
  • 大きさ:最大径φ85mm、全長90.2mm
  • 重量:約665g
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24mm

SIGMAのカメラで使うと、スナップ撮影に丁度良い画角になります。アートライン単焦点レンズ全てに言えるのですが、とてもシャープで端正な像を結びます。もちろん、本レンズも同じで見事なまでの細部再現性を発揮しつつも、像が硬くならず得も言われぬ雰囲気の画像を写す事が出来ます。


35mm F1.4 DG HSM Art

35mm

  • レンズ構成:11群13枚
  • 最短撮影距離:0.3m
  • 最大撮影倍率:0.19倍
  • 焦点距離:35mm
  • 35mm判換算:45.5mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:52.5mm相当(APS-C)
  • フィルター径:φ67
  • 光学式手ぶれ補正:なし
  • 大きさ:最大径φ77mm、全長94mm
  • 重量:約665g
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35mm

2012年に始まったSIGMA GLOBAL VISIONの第一弾レンズがこの35mm F1.4 DG HSM Art。このレンズの特徴は、良くも悪くもレンズの味がうすい事かもしれない。そう言うと個性がないように聞こえるかも知れないけどそうではない。ひたすらクリアに被写体を光をそのまま写し取るのが個性なのだ。もちろん、切れ味もボケ味も半端なく凄いです。


500mm F4 DG OS HSM Sports

500mm

  • レンズ構成:11群16枚
  • 最短撮影距離:3.5m
  • 最大撮影倍率:0.15倍
  • 焦点距離:500mm
  • 35mm判換算:650mm相当(APS-H)
  • 35mm判換算:750mm相当(APS-C)
  • フィルター径:φ46(リア)
  • 光学式手ぶれ補正:あり
  • 大きさ:最大径φ144.8mm、全長380.3mm
  • 重量:約3,310g
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500mm


工事中