マイクロフォーサーズ
photo by Thomas Leuthard (2008-2017)





マイクロフォーサーズ(MFT)の特徴

マイクロフォーサーズ規格の元になったフォーサーズ規格は、従来のフイルムカメラの規格にしばられる事なくゼロベースで策定されました。その目的は、画質を犠牲にしない範囲でギリギリまでイメージセンサーを小さくし、レンズを含めたシステムを小さく軽く機動性豊かにする事でした。また、フイルムと比べ斜めに当たる光が苦手なイメージセンサーの特性に合わせて、センサーの端でも垂直に光が当たるテレセントリック性も考慮された規格でもありました。

そのフォーサーズから分離発展した規格がマイクロフォーサーズで、当初は両規格が並行して開発されていましたが、OLYMPUS OM-D E-M1が発売された折に今後はマイクロフォーサーズに一本化され、従来のフォーサーズレンズはマウントアダプターで対応する事が発表されました。

フォーサーズシステムが持つ小型軽量化の可能性をさらに追求するために生まれたマイクロフォーサーズシステムは、フォーサーズと同じ4/3 型のイメージセンサーを使い、ライブビュー専用とする事でミラーボックスを取り外してマウント面からイメージセンサーまでの距離(フランジバック)を短縮。さらにマウント径も小さくする事によりカメラボディの小型軽量化を推し進めました。

もちろん、マイクロフォーサーズの利点は小型軽量だけではありません。小さめのセンサーに質の良い光をたっぷり当てて高画質を実現するというフォーサーズの理念を継承し、レンズの良さも相まってとてもシャープで色乗りの良い高画質になっています。ボケの大きさや高感度画質など、より大きなイメージセンサーのカメラと比べて不利な面もありますが、絞りを開け気味でもパンフォーカス(ピントが前から後ろまで合っている状態)撮影ができるなど、有利な面も沢山あります。

また、フォーサーズの時代からオープン規格であった為、OLYMPUSとPanasonicの両輪以外にもサードパーティー企業が沢山のレンズを供給しているため、個性豊かなレンズが選び放題かつ、レンズが小型に出来る規格な為、レンズ価格が安いものが多いのも嬉しいですね。